手のしわの主な原因は、エイジングによる肌の衰え、乾燥肌、紫外線ダメージです。では、しわのない美しい手肌をキープするにはどんな対策を行えばよいのでしょうか?
そこで今回は、手肌のシワのエイジングケアについてご紹介します。
手肌のしわ対策のポイント
手肌のしわ予防の基本は、ハンドクリームなどによる乾燥対策です。
一般的なハンドクリームは、シアバター、ワセリン、スクワランなど、水分の蒸発を防ぐ油溶性成分の比率が多いので、しっとりタイプや、べたつくタイプが多くなります。
一方、ヒアルロン酸やコラーゲンなど水溶性の保湿成分は、水分を抱え込んで保持することで保湿力を発揮します。
また、油溶性成分のセラミドは、水分を挟み込んで保持することで高い保湿力を発揮します。
手肌の保湿力を高めるには、水分を保持し、水分の蒸発を防ぐ保湿成分を補うことが大切です。
だから、春や夏でも手肌に保湿化粧水を使ったり、水溶性の保湿成分の多いジェルタイプのハンドクリームを使うなどの工夫をして、1年中保湿を行いましょう。
ほかにも、手が濡れたらすぐに拭く、水仕事をするときはゴム手袋を着用する、水仕事はぬるま湯で行うなどして、手肌の水分を蒸発させたり、手荒れの原因になったりすることは避けましょう。
そして、手も紫外線対策をしっかり行いましょう。
紫外線を浴びると、手の肌の酸化が進んで、真皮にダメージを与え、肌老化の原因になります。
そのため、しわ対策のためには、手の甲にも必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
UVカット効果のあるハンドクリームを使えば、紫外線対策とハンドケアが一度にできます。
また、手袋などを使って紫外線カットをすることもおすすめです。
もちろん、紫外線のアフターケアも大切です。ビタミンACEを含む食べ物を積極的に摂ったり、ビタミンACEの誘導体を含むエイジングケア化粧水を手につけたりするのがよい方法です。
さらに、手肌も内側からのエイジングケアを考えることが大切です。
バランスのよい生活習慣が手肌の老化やしわの予防につながります。特に、食べ物では、たんぱく質を十分に摂ること、コラーゲンの生成を助けるはたらきがあるビタミンCやケイ素、銅、亜鉛などのミネラルを積極的に摂ることを心がけましょう。
ハンドクリームでのしわケアのポイント
潤いが蓄えられていない手肌に、水分の蒸発を防ぐワセリンなどの油溶性成分が中心のハンドクリームを塗ると、水分のない状態の手肌に油分でフタをしているだけの状態になるので、保湿されているとは言えません。
特にエイジングケア世代は、ハンドクリームには、高い保湿力とエイジングケアが必要です。
そこでおすすめなのが、ハンドクリームを使う前に、保湿成分やエイジングケア化粧品成分を配合したエイジングケア化粧水を使うことです。
特に、手のしわ対策を考えるなら、ナールスゲンなどのコラーゲンやエラスチンにアプローチする成分や、プロテオグリカンなどの水溶性でも高い保湿力のある成分が配合された化粧水がおすすめです。
ハンドクリームの前に化粧水をつけるのが面倒なら、セラミドやエイジングケア成分が配合されたハンドクリームをおすすめします。
また、最近では、抗酸化作用を持つビタミンA誘導体やビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、ナールスゲンなどのエイジングケア化粧品成分を配合したハンドクリームも発売されています。
さらに、芳醇な香りのほかに、抗菌効果、保湿効果、リラックス効果、紫外線を吸収する効果もある、ダマスクローズが配合された高級ハンドクリームもあります。
まとめ
手の肌も顔と同じく、エイジングで老化が進んでいきます。
ハンドクリームはたくさんの種類がありますが、配合成分をしっかりチェックし、自分に合ったものを選びましょう。日頃から保湿や紫外線対策をしっかり行い、しわのない美しい手肌を保ちましょう。